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2024年2月、ライフDX推進協会が設立しました。

代代表理事として、本協会の設立趣旨等ご紹介を兼ねてご挨拶させていただきます。

 

本協会は、「人及びあらゆる生き物(ペット、動物、植物)の生涯をデジタル化するライフDXを

推進し、かつ様々な公共性の高い業界との連携サービスを強化することにより、人及びすべての

生き物のQOL(Quality Of Life)の向上と共生、そして未来への繋ぎが実現した社会のステージ

アップを目指す」として設立されました。

ここで、人などあらゆる動植物を自分視点でデジタル化する事をライフDXと呼びます。

 

社会のDX(Digital Transfomation)化が加速し自分情報がいたる所に分散している現在においても、人(及び動植物)の生涯を様々な角度から自分視点で総合的にデジタル化するライフDXサービスは見当たりません。

本協会は生涯において必要かつ大切なこと、繋がり(人や動植物)、重要で記憶すべき出来事、夢や目標、不慮に備えた終活、未来へ繋ぐ手記、お墓(デジタル墓標)生前建立など7つの視点から総合的にライフDXを推進してまいります。

 

スマホや情報に追われる日々において、ふと立ち止まり、7つの視点から自分を考え、自分を整理しつつ将来を考える、自分のためだけのライフDXの時間は、限りある人生の大切な「踊り場」的存在ともいえます。

そしてライフDXにより、人が集まり、ペット等動植物が集まり、デジタル墓標が集まるこのデジタル化プラットフォームと様々な業界が連携すれば社会的課題の解決につながると確信します。

 

本協会設立の契機に至った社会的課題が3つあります。

1つはデジタル化社会の明と暗です。

 社会のあらゆる分野でDX(Digital Transfomation)が進み、私たちの様々な活動はスマホ一台で対処できる便利で効率的なデジタル化社会へと加速しています。

一方で、日々追われ追い続けるデジタル化、AI化の流れは、人々の過ぎ行く時間の感覚を麻痺させ、本来の自分の姿さえ見失う危惧もあります。

2つ目は、少子高齢化社会です。

 先進国の中でも日本はそのスピードが速く、労働力不足や市場規模の縮小等で産業構造、社会福祉の大きな転換期を迎えようとしています。地方はさらに顕著で老人世帯、限界集落が増大して、先祖代々のお墓やお寺の存続も課題になっています。

この社会的課題解決には、シニア層も含めたすべての人が、自分を的確に認識できる共通プラットフォームにより、社会とどう関わり続け未来へ何を遺せるかが重要になります。

3つ目は、災害大国日本で、私としては最大の動機です。

 今回の能登半島地震と羽田航空機衝突火災事故は、私たち世代のトラウマである阪神淡路大震災と東日本大震災そして日航機ジャンボ御巣鷹山墜落事故を思い起こさせ、不慮への備えと被災者の想いを繋ぐことの重要性を再認識させました。

南海トラフが確実視され、首都直下型地震が懸念される今、緊急課題とも言えます

 

本協会の活動テーマは以下の7つです。

1.誰もがスマホ名刺(MyCARD)で消えない繋がりを維持する

 紙名刺は時間がたてばその情報は古くなります、昨今のSNS繋がりも相手に問いたださないと現況が見えてきませんしいつの間にか切れたりします。スマホ名刺でフォルダ管理して消えない繋がりと正確な現況把握ができる社会を目指します。

スマホ名刺MyCARDは学生もシニアもあらゆる世代で利用でき、災害時のかんたん安否確認や懐かしい人の消息にも有効です。

 

2.災害、事故、病気など不慮に備えて大切な人へラストメッセージのある社会

 不慮の旅立ちは本人そして残された人にも大きな精神的ダメージが伴います。

年に一回、誰もが自分の大切な家族や友人を想い、最後の言葉を考え遺すことは大切であります。シニアはもちろん若い人も含めこのラストメッセージのある社会を目指します。

 

3.生涯100夢で自分と社会がより活性化

 データによると、社会の閉塞感で夢や目標が持ちにくいと感じてる方が多数います。

誰もが人生において小さなことから大きなことまで夢や目標を持つことは重要です。

本協会では、生涯での100夢実現のためにその計画や軌跡を記帳の100夢ノートを提供します。また、達成した夢の紹介や年間アワードなども検討しています。

 

4.大切な出来事、メモリアル100で自分を総括

 私たちは誰もが、人生のターニングポイントとなった、出会い、別れ、成功、失敗、病気、事故など大切な、忘れられない、覚えておくべき出来事があります。

年一度は自分を振り返り、メモリアル100として記帳しておくことは有意義です。

 

5.誰もが歴史の1ページ、手記遺産で私の経験を未来へ繋ぐ

 私たちは過去から繋がれた限りある命を今に生き、そして未来へ繋ぎます。

一人として同じことが無い今に生きる70億の人生、様々な生涯、経験がそこにあります。

命と共に自分の生涯や経験を未来へ繋ぐのが手記遺産で、誰もがエントリーできます。。

本協会では手記遺産をナンバリングして管理、ある程度の審査をした上で社会へ公開します。現在は「東日本大震災をつなぐ」を特集しています。

 

6.楽しみながらの「お墓」生前建立文化の普及

 少子高齢化へ移行しつつある現在、お墓の建立や承継などが社会問題化しています。

誰もが巡るお墓の問題、本協会ではサイバー空間のお墓、デジタル墓標を推進します。

デジタル墓標は自分での生前建立を原則とし、ライフDXでのデジタル情報を収納します。

いざに備えて自分で自分のお墓を楽しみながら準備する文化の普及です。

そして、収納してある家系図繋がりで300年、500年先の子々孫々がお参りできる社会を目指しています。

 

7.動植物健全育成の推進

 私たちと共にある「いのち」として地球には動物、植物が存在します。

地球温暖化など環境問題は世界的な課題としてSDGsの大きなテーマの一つです。

私たちにまず出来ること、それはペットも含め身の回りの自分が飼育、鑑賞している動物、植物の健全な成長を支援することと思います。

本協会はペット、動物、植物のライフDXを推進し健全育成の愛玩スコアを算出します。

さらに獣医やトリマーでの共有カルテ化、輸血ネット構築などをめざします。

 

上、一つ一つが大変な活動になります。ポイントを絞る手もありますが、人生や社会のしっかりとした底上げには多角的アプローチによる土台づくりが必要です。

幸いにも、ライフDXのオールインワンサービスとして、「xLife(エクスライフ)」、がエックスライフ株式会社よりクラウド型WEBサービスとして提供されています。

本協会は原則、パートナーとしてエックスライフ株式会社と提携し、「xLife(エクスライフ)」を活用しながら様々な事業活動にチャレンジしてまいります。

 

最後に、昨今の日々飛び回る情報や多種多様なアプリサービスに踊らされ、「いいね」や「フォロワー」の数を敬い、AIの看板を崇拝する、本協会は自分を見失いがちな社会への危機感、アンチテーゼでもあります。

                2024年2月  ライフDX推進協会代表理事 佐藤孝幸

代表理事 佐藤孝幸

代表理事の近影

社会の真のステージアップを目指して

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